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STK400(適用規格 JIS G 3444) 一般構造用炭素鋼管
土木、建築、鉄塔、足場、杭、支柱、その他構造物に使用する炭素鋼管 | |
電気抵抗溶接・アーク溶接 |
種 類 | 化学成分(%) | ||||
C | Si | Mn | P | S | |
STK400 | 0.25以下 | --- | --- | 0.040以下 | 0.040以下 |
種類の記号 | 引張試験 | 曲げ試験 | へん平試験 | 溶接部引張試験 | ||||
縦目無、鍛接、電気抵抗溶接、アーク溶接 | 継目無、鍛接、電気抵抗溶接 | 継目無、鍛接、電気抵抗溶接 | アーク溶接 | |||||
全外径 | 全外径 | 40mmを超えるもの | 50mm以下 | 全外径 | 350mmを超えるもの | |||
引張強さ(N/m㎡) | 降伏点又は耐力(N/m㎡) | 伸び(%) | 曲げ角度 | 内側半径(Dは管の外径) | 平板間の距離(H)(Dは管の外径) | 引張強さ(N/m㎡) | ||
11号試験片12号試験片 | 5号試験片 | |||||||
縦方向 | 横方向 | |||||||
STK400 | 402以下 | 235以上 | 23以上 | 18以上 | 90° | 6D | 2/3D | 402以上 |
区分 | 許容差 |
1号 | 50mm未満 ±0.5mm 50mm以上 ±1% |
2号 | 50mm未満 ±0.25mm 50mm以上 ±0.5% |
【備考】
1.熱間仕上継目無鋼管の外径の許容差は、1号を適用する。
2.外径350mmを超える電気抵抗溶接鋼管及びアーク溶接鋼管の外径許容差は上表の1号とし、管端部の外径許容差は±0.5%とする。
3.外径350mmを超える管の外径測定方法は、周長によることができる。
区分 | 許容差 | |
継目無鋼管の場合 | 継目無鋼管以外の場合 | |
1号 | 4mm未満 +0.6mm-0.5mm 4mm以上 +15%-12.5% |
4mm未満 +0.6mm-0.5mm 4mm以上12mm未満 +15%-12.5% 12mm以上 +15%-1.5mm |
2号 | 3mm未満 ±0.3mm 3mm以上 ±10% |
3mm未満 ±0.3mm 3mm以上12mm未満 ±10% 12mm以上 ±10%-1.2mm |
【備考】
1.熱間仕上継目無鋼管の厚さの許容差は、1号を適用する。
2.外径1016.0mmを超える管の厚さの許容差は注文者と製造業者との協定によることができる。
STKN490B(適用規格 JIS G 3475) 建築構造用炭素鋼管
主に建築構造物に使用される炭素鋼管 |
種類・記号 | 化学成分(%) | 炭素当量(%) | 溶接割れ感受性組成(%) | |||||
C | Si | Mn | P | S | N | |||
STKN490B | ≦0.22 | ≦0.55 | ≦1.60 | ≦0.030 | ≦0.015 | ≦0.006 | ≦0.44 | ≦0.29 |
【備考】
1.必要に応じて表記以外の合金元素を添加することができる。
2.Nの規定は、冷管成形ままの管を対象とする。また、AIなどNを固定化する元素を添加し、固溶型窒素が0.006%以下であれば全窒素は0.009%まで含有できる。
3.炭素当量の計算は次の式による。 炭素当量(%)=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
4.受け渡し当事者間の協定によって、炭素当量の代わりに溶接割れ感受性組成を適用することができる。
計算は次の式による。 溶接割れ感受性組成(%)=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B
種類・記号 | 厚さ区分(mm) | 引張試験 | へん平試験 | シャルピー吸収エネルギーJ(0℃) | |||
引張強さ (N/m㎡) |
降伏点または耐力(N/m㎡) | 降伏比(%) | 伸び(%) | 平板間の距離(H) | |||
STKN490B | 12未満 | 490~640 | ≧325 | --- | ≧23 | 7/8D | ≧27 |
12以上40以下 | 325~475 | ≦85 |
【備考】
1.厚さ8mm未満の管で、12号試験片を用いて引張試験を行う場合には、伸びの最小値は厚さ1mmを減じるごとに表記の伸び値から1.5%を減じたものを、JIS Z 8041によって整数値に丸める。
2.シャルピー吸収エネルギーは、外径400mm以上で、厚さ12mmを超える管に適用する。
外径区分 | 許容差 |
50mm未満 | ±0.5mm |
50mm以上 | ±1% |
【備考】
1.外径350mmを超える管の管端部の外径の許容差は±0.5%とする。
2.外径350mmを超える管の外径測定方法は、周長によることができる。
外径 | 厚さ区分 | 許容差 |
510mm未満 | 6mm未満 | +0.9mm -0.5mm |
6mm以上16mm未満 | +1.0mm -0.5mm | |
16mm以上 | +8% -0.5mm | |
510mm以上 | 6mm未満 | +1.1mm -0.5mm |
6mm以上16mm未満 | +1.2mm -0.5mm | |
16mm以上 | +8% -0.5mm |
※長さの許容差は、特に指定がない限り指定長さを以上とする。